経営事項審査の総合評定値(P点)の25%を占める指標である完成工事高(X1)は、建設業決算等届出書に記載した完成工事高を基に経営事項審査を受ける工事の種類毎に算定されます。
評点の上限値は2,309点、下限値は397点です。

完成工事高は、2年平均か3年平均を選択することができますが、工種によって分けることはできません。

例えば、土木一式の完成工事高は2年平均の方が大きく、建築一式の完成工事高は3年平均の方が大きいといった場合、どちらの業種で点数を上げたいのかを検討して、全体として2年平均か3年平均を選択することになります。

尚、保守点検、除雪、草刈、剪定などの業務委託は、完成工事高(その他工事も含む)として計上できませんのでご注意ください。
(兼業事業売上高に計上します)

「建設業許可はあるが経審は受けない」といった業種については、経審を受ける業種に完成工事高の積み上げができる場合があります。
例えば、土木一式工事と舗装工事の許可を持っていて、経審は土木一式工事のみ受けるといった場合、舗装工事の完成工事高を土木一式工事に積み上げることができます。

  • 決算等届出書の工事経歴書、直前3年の各事業年度における工事施工金額おいてはそれぞれの業種毎に計上する必要があります。
  • 積み上げに使った業種(上記の例では舗装工事)については、総合評定値が出ません。また、経営事項審査を受けた後の積み上げのやり直しはできませんので、入札に参加する業種をよくご検討の上、利用することが重要です。

積み上げができる業種など、詳しくはご相談ください。

総合評定値(P)のページに戻る

お気軽にお問い合わせください017-721-2621

お問い合わせ・ご依頼はこちら