営業キャッシュフロー(x7)は、絶対的力量指標の一つです。
キャッシュフローは資金収支の健全性を判断する指標で、営業活動・投資活動・財務活動に区分して報告されますが、経営事項審査においては、この中の営業キャッシュフローによって評価されます。

算出式

$$\frac{営業キャッシュフロー(2期平均)}{1億}$$

営業キャッシュフロー=経常利益・経常損失の額に下記の項目の額を加減します

減価償却実施額 +
法人税、住民税および事業税
基準決算期-基準決算の直前の決算期の額が 増加 減少
  • 売掛債権(受取手形、完成工事未収入金)
  • 棚卸資産(未成工事支出金、材料貯蔵品)
  • 仕入債務(支払手形、工事未払金)
  • 受入金(未成工事受入金)
  • 引当金(貸倒引当金)

数値が高くなる程、点数が上がります
上限値は15.0億円、下限値は-10.0億円です。

対策

企業の規模に関らず分母が1億となるため、大企業に有利な指標です。
中小規模の企業の場合、他の指標での対策にウェイトを置くことも方法の一つです。

対策はあくまで経営事項審査における経営状況に関する評点(Y点)に関するものです。他に優先する事項がある場合など、税理士さんにもご相談した上でご検討することをお勧め致します。

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